こんにちは、諸君。電子工作経験者のドクター・デリートだ。
私は電子工作をして数年が経ち、
「このスキルがあってよかった!」
と思うものが5つある。
このスキルがあるのとないのでは、
電子工作及び理論の勉強の
スピードがかなり変わってくる。
電子工作初心者講座の第一回目として、
今回はスキルの話をしよう。
特殊なスキルではなく、
誰でも習得できるスキルなので
気軽に読み進めて欲しい。
(後述の重要度とは、緊急性があるかどうかである。
すなわち、すぐに身につけた方が良いかどうかである。
重要度が低い方が緊急性が低いということだ。)
英語のスキル
重要度 ☆
5つのスキルの中で一番習得が難しいスキルだ。
なぜこの能力が必要かというと、
電子工作で作りたい物のヒントや答えが
英語で書かれていることが少なくないからだ。
私は電子部品実験キットを買ったことがある。
そのキットにはチュートリアルがついていたのだが、
書かれている言語に日本語がなかった。
そこで、私は自分の英語のスキルとGoogle翻訳で
チュートリアルを読み進めていった。
このような例は珍しくない。
例えば、簡易レーダーを作るとする。
そのとき、その作り方とプログラムは
海外のブログに書かれていたりする。
そのようなとき、英語のスキルがあれば、
読むのに大幅に時間を短縮することができる。
重要度を星一つにしたのは、
Google翻訳があるからだ。
ただし、Google翻訳にばっかり頼っていてはいけないぞ。
発想力
重要度 ☆☆
発想力とは、「こんなものが作りたい」というものの他に、
「この回路をあの電子工作に使えないだろうか」
というものでもある。
たとえば、私は
「この画像を読み取るシステムを
黒い線を走る車に応用できないだろうか」
と考えたことがある。
(いうまでもないが、すでに実用化されているものである。)
重要度を低めにした理由は2つある。
一つ目は、このスキルは電子工作をしていくうちに身に付いていくので、
早急に身に付ける必要がないからである。
二つ目は、「〇〇を作りたい」と思っても、
電子工作の経験を積まないと作れないことが
少なくないからである。
まずは電子工作キットを作って、経験を積もう!
理論
重要度 ☆☆☆
理論を学ぶと何ができるようになるかというと、
自分で回路を設計できるようになる。
重要度を星3にしたのは、
理論を身に付けるのはすぐには難しいが、
いずれは身につけたいものだからである。
ただ、理論を知らなくても電子工作をすることはできる。
チュートリアルやキットのように、
お手本通りにやれば完成するものも多い。
理論を学ぶと、先ほどの発想力から応用が利くようになる。
電子工作の経験を積みながら、本やネットで勉強しよう!
パソコンを扱うスキル
重要度 ☆☆☆☆
パソコンを扱うスキルはかなり重要だ。
電子工作と聞くと、多くの人ははんだづけをするものを
思い起こすかもしれない。
それも正しいが、ArduinoやRaspberry Piといった
プログラミングを行う必要がある電子工作もある。
プログラミングをするということは当然、
パソコンで文字を打つということである。
特に半角・全角の違いは重要なので、
最低限文字を打ったりソフトを起動したりするぐらいは
できるようになろう。
このスキルはすぐできるし、早急に身につけた方が良いので
星4とした。
パソコンの使い方の基礎を学ぶのは必須のスキルだ!
調べる力
重要度 ☆☆☆☆☆
調べる力とは、わからないことを本やネットで検索することである。
電子工作をしていると、チュートリアルやお手本通りにやっても
うまくいかないことがある。
そのようなときは、ネットで同じ症例がないか調べるのが得策だ。
私の例で言うと、本に書いてあったラジオの電子部品が
店に置いてなかったことがある。
そのとき、ネットで検索して、
その電子部品の代わりになるものを探した。
結果、無事にラジオを作ることができたのである。
意外と同じようなことで悩んでいる人が多く、
解決案を出してくれている人がいるものだ。
これが一番大事なスキルだ。
最後に
電子工作のスキルで言えば、まだまだ私は初心者の方だ。
ただ、多くの実験を行ってわかってくることがある。
それは・・・
「継続は力なり」
なかなか自分で設計ができるようにならなくて
電子工作をやめてしまった人もいるかもしれない。
そんなときは、初心に戻って電子工作キットをやるのも
一つの手だ。
あるいは、PDCAサイクル(目標を立てて問題を洗い出し、実行して調整するスキル)を
回して自分の良いところ、悪いところを改善すると良いだろう。
それでは、この辺で。
次回も電子工作初心者講座を行おうと思う。
閲覧ありがとうございました。